ニンテンドウがゲームボーイ(GB)を発売したのは、1989年4月21日のこと。この時のコンセプトは、ゲーム&ウォッチの後継だったと思う。このころはファミコン全盛期であったが(スーパーファミコンが発売されるのは翌年の1990年)ファミコンの携帯版という捉え方ではなかったと思う。従ってファミコンユーザーには、結構覚めた目で見られていたのではないか。つまり白黒でファミコンよりも少ないドット数等。これは、スーパーファミコンが発売されることによって、より性能差が広がった。このままゲームボーイは衰退していくかと思われたが、なんと90年代に入りポケモンシリーズが発売されるとゲームボーイは、息を吹き返す。これにより携帯ゲーム機市場が一挙に盛り上がった。以後携帯ゲーム機も無視できない存在になったのである。
 さて、DSはやはりGB系の携帯ゲーム機である。GBにより開拓された携帯ゲーム機市場に、より独自の機能を付加した存在である。コンソール型の携帯版という発想はない。PSPは、PS2の携帯版というコンセプトしか現段階では見えない。非常に安易だよなあ。そんなんでPSPは売れるんだろうか?現在は、品数を抑えてプレミアム商法みたいなことになっているけど、これが一段落したら、とたんにPSP売れなくなったりして・・。とは言うもののコンソール版の携帯版という方法も悪くはないなあとも思っている。しかし、メイン購入者ってのは、PS2を持っていない人が買うことが前提だろうから、値段がPS2と同じってのはやはり高いよなあ。PS3(仮称)は相当高いだろうからPS3に対するPSPであれば、まだ話はわかるが。実はPS2は持っていなくてPSPを衝動買いしたんだけど、値段が同じと知ってからはPS2を買えば良かったと思っている。敢えてPSPを選ぶ理由がないよなあ。たしかに、PS2を知らない状態でPSPのリッジレーサーを見たら、凄いなあとは思ったけど、その後PS2の画面みたら、やっぱりPS2が良いなあって思ったもん。PSPは、おそらくプアマンズPS3となるんじゃないのかなあ。

コメント