携帯ゲーム機

2005年1月6日 ゲーム
 昨年にソニーのPSPとニンテンドウのDSが発売された。今後これらのゲーム機はどうなるか?
 カッコ良いのはどう見てもPSP。大きなそしてきれいな液晶画面。AV機器と言っても良い程の黒光りするピカピカのルックス。片やDSは昔のゲームワッチを敢えて真似たかの様な今時にはあるまじきのデザイン。そして筐体サイズの割には小さく見える(PSPを見たらなおさら)液晶画面。どうみてもDSの完敗である。
 そして、ゲームタイトルを見ると、PSPはほとんどがPS2の焼き直しである。PSP独自のタイトルはほとんどない。PSPの位置付けは、あくまでPS2の携帯版ということなのだろか?それとも、これは、PSPをなんとしてでも昨年末に出すための苦肉の策の結果なのか?
 PSPにはゲーム機能の他、色々な機能が付加されている。ソニーとしてはPSPを単なる携帯ゲーム機と捉えられたくないらしいが、各機能は、どれを見ても、中途半端である。専用機には叶わない。何たってメインのゲーム機能でさえPS2を越えてはいない。
 単なるPS2の携帯版であれば、PSPは携帯ゲーム機の主流とはなり得ないと思う。きれいな画面でゲームをやりたければPS2を買えばいいのである。しかもPS2はすでに世界中で多くの人が持っている。敢えてPSPを買う必要がない。
 片やDSは、グラフィック性能ではPSPに遙かに及ばない。しかも、ゲームキューブ(GC)にもだ。これは携帯ゲーム機として割り切った結果だろう。その代わりタッチパネル、マイク、2画面など新しい機能を提案している。現在のゲームタイトルを見てもこれらの機能を活用したDSオリジナルなタイトルがほとんどである。(唯一N64版からのリメイクであるスーパーマリオ64DSは、性能を知らしめるためのベンチマークソフトって感じである。)
 将来性からするとDSが有利だと思う。もちろんDSにもキラーソフトがない。GBが息を吹き返したポケモンシリーズの様なタイトルが今後DSに現れない場合、DSも単なるユニークなゲーム機だったで終わる可能性がある。
 

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